「辞めたいのに辞められない…」退職できずに悩んでいる保育士の方は少なくありません。そんなときに頼りになるのが「退職代行」。あなたにかわって職場へ連絡し、退職できるように調整してくれるサービスです。
退職代行を使えば、もう保育園へ出勤する必要はありません。この記事では、保育士でも使える退職代行サービスの概要やメリット、注意点、おすすめサービスを解説します。
退職したいと考える保育士は多い
保育者向けWEBメディア「ほいくis」が行ったアンケート調査※によれば、転職を考えたことがある保育士・幼稚園教諭は81.5%に及ぶとのこと。今の仕事を辞めて転職したいと考える保育士の方が多いことは、このアンケート調査からも分かりますね。
このアンケートでは、「どんなときに転職を考えるか」も聞いています。その結果上位が以下の通り。
- 人間関係が悪いとき:72件
- 給与への不満があるとき:31件
- 保育方針・保育観が合わないとき:30件
- 残業・持ち帰りの仕事が多いとき:20件
- 仕事量が多い・忙しすぎるとき:20件
職場の人間関係や給与などに対する不満が上位にあがっています。実際、この結果に共感される保育士の方は多いのではないでしょうか。同僚や上司と合わない職場、働いた量に対して給与が見合わない職場では、働いていたくないですね。
※参照元:PRTIMES「保育現場の転職理由、第1位は「人間関係」全国の保育者にアンケートを実施」
保育士が辞めにくい理由
少子高齢化でただでさえ労働力が不足している中、仕事がきつい保育士は働き手の不足が顕著です。その結果、現場で働く保育士の方の負荷がさらに高まってる上に、人手が足りない中でなかなか退職を認めてくれないことが少なくありません。
ブラック化している保育園、パワハラが横行している保育園も多いです。そうした保育園では、辞めたくて精神的に追い込まれても「退職したい」と言い出しにくい雰囲気もあるでしょう。
自分のクラスを持っていて、受け持つ子供たちのために少なくとも年度末まで辞め辛いという事情もあります。仮に辞めたいと園長に伝えても、「年度末までは残ってほしい」と引き留められる可能性も高いです。
こういった事情から、他の職種と比べても保育士の方はなかなか退職しづらいのは否めません。
保育士でも退職代行の利用は可能
結論から言うと、保育士の方でも退職代行を使って退職することは可能です。また仮に年度末でなくても辞めることができます。法律では「正社員(=雇用期間の定めがない従業員)なら、2週間前に退職の意志を伝えれば自由に辞められる」としているのです。
“第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。”
参照元:e-gov
退職代行は、もちろんこのような法律で定められたルールに基づき実施されます。その上で会社との調整に慣れた担当者が対応にあたるので、保育士であっても退職代行を使って辞められるわけです。
実際、退職代行を使う保育士の方は多い(体験談を紹介)
実際、退職代行を利用する保育士の方は少なくありません。以下、実際に退職代行を使って退職した保育士の方の体験談を紹介します。
入社時から園長や副園長のパワハラがひどく、ストレスをため込んでいました。その上『退職したい』と言い出せる雰囲気でもなく、どうしたらよいか毎日悩んでいる状況でした。
そうしたなか、たまたま見たテレビで退職代行というサービスがあることを知って、ダメ元で使ってみることにしました。勇気を出して連絡してみると、担当の方が優しくて安心して任せられましたね。
依頼日即日で退職したいと希望を伝えたところ、すんなり退職できてかえって驚きました。こんなに簡単に辞められるなら、もっと早く退職代行を使っておけばよかったです。
20代女性
職場の方針が合わず退職したいと考えていましたが、園長に退職を許してもらえず精神的に追い詰められていました。そんなとき、同僚が退職代行を使って辞めたことを思いだして、私も使ってみることにしました。結果、業者の方がうまく対応してくれたようで、無事退職できました。今は他の職場でストレスなく働いています。
20代男性
他にも、退職代行を使って退職したという保育士の方の評判や口コミは数多く見受けられます。もちろん退職代行を使わずに、会社を円満退職できればそれに越したことはありません。
けれど実際にはそれが困難で、仕方なく退職代行を使う方も多いのです。業者は退職の調整に慣れたプロですから、まともな業者に依頼さえすれば安全・確実に保育園を辞められます。
保育士が退職代行を使うメリット
まず、確実に退職できるのが退職代行を使う最も大きなメリットです。実績値やノウハウのある退職代行業者であれば、依頼日当日に退職を成功させる「即日退職」や有休取得の調整も承っています。
退職手続きの際に必要な書類の手続きについても、きちんと調整してくれます。依頼者が、わざわざ保育園へ行って手続きする必要はありません。自宅から退職届を郵送すればそれでOKです。
保育士が退職代行を使う際の注意点
保育士に限ったことではありませんが、退職代行で辞めた後に「元上司などが電話してくる」という例も多いです。退職代行でも、業者から会社へ「本人へ直接連絡しないように」と念押しをしてもらうことはできます。
けれど、強制力があるわけではありません。なので、業者との約束を破って会社の上司などが依頼者へ直接連絡してしまうわけです。
ただ、すでに会社を辞めているわけですから、仮に電話がかかってきても応答する義理はありません。無視してやり過ごすようにしましょう。
退職代行で辞める際の流れ
退職代行で辞めるときの流れはシンプルです。
まずは、LINEなどの問合せ窓口へ連絡し、無料相談と簡単なヒアリングが行われます。ここで分からないことがあれば聞いておきましょう。
サービスの内容に納得したら申込手続きをし、指定の方法で料金を支払います。退職代行は一般的に前払いです。申し込み後は、退職日や有休取得有無など必要な打ち合わせを行い、いよいよ退職代行の実行。
その結果報告を受けて、退職届を郵送するという流れです。打ち合わせなどの手続きも、それほど手間はかからないので、悩んだ日々はなんだったのかと思うくらいあっけなく辞められるでしょう。
保育士のおすすめできる退職代行サービス
退職代行で最も重要なのは業者選びです。退職代行はその需要も高く、良くも悪くも多くの業者が参入しています。けれど、中にはノウハウのない業者、いい加減な業者も多く退職代行に失敗することも少なくありません。
そこで、きちんとした実績がある業者を選ぶのがおすすめです。特に保育士の退職では調整が難航する可能性があるので、ノウハウを持つ業者を選ぶのが特に重要なカギになります。
以下、当サイトでもおすすめするサービスを紹介するので参考にしてください。
「女性の退職代行<わたしNEXT>」
費用 | 29,800円※アルバイト・パートは19,800円 |
退職成功率 | 100% |
タイプ | 労働組合型 |
対応時間 | 24時間365日 |
備考 | 創業15年超の老舗。朝日新聞・日経新聞という全国紙をはじめとして、メディア紹介も多数。 |
女性の退職代行は、女性依頼者専用の退職代行サービスです。女性スタッフが多く、希望すれば担当者を女性にしてもらうこともできます。女性スタッフが女性特有の退職の悩みを丁寧にケアしながら対応してくれるのもメリットです。
対応のスピードも早く、24時間申込を受け付けていて即日退職も可能。大手新聞や女性誌などメディア紹介も多数で、信頼性も高いサービスです。
「弁護士法人みやび」
費用 | 55,000円~ |
退職成功率 | – |
タイプ | 弁護士型 |
対応時間 | 24時間365日 |
備考 | 交渉力の高い弁護士が担当。未払い賃金・残業代の請求も可能 |
未払いとなっている残業代・賃金の支払い交渉まで依頼したいのであれば、弁護士型の退職代行を利用する必要があります。なかでも「弁護士法人みやび」は、退職代行の実績値も高く、他社で断られた困難なケースも対応してくれるから安心。LINEやメールでは24時間相談を受け付けています。
まとめ
保育士の方でも、退職代行を使えばスムーズに職場を退職することができます。年度末まで待つ必要はありません。依頼日当日に職場を辞める即日退職や、有給取得も可能です。実際、退職代行を使う保育士の方はあとを絶ちません。
また退職代行を使う際は、ノウハウを持つ業者を選ぶのが重要。実績値が高く、信頼できる業者を選ぶようにしましょう。