退職代行を使って会社を辞める場合、実際に退職代行を使った「その後」も気になるのではないでしょうか。退職代行を使って会社を辞めたからといって、退職に必要な対応が全て終わったわけではありませんし、トラブルもないとは言えないからです。
この記事では退職代行を使ったあとに快適に過ごせるように、退職代行の「その後」に関して覚えておいた方がよい知識をまとめて紹介します。
退職代行を利用した「その後」は?
仮に退職代行を使い会社を辞めることを認めて貰っても、会社と縁を切るための対応は終わりではありません。逆に言うと、必要な対応さえすませてしまえば、明るい未来が待っているとも言えます。
辞めた後も、自分でやるべき対応がいくつかある
退職代行の「その後」で一番重要なのは、退職をスムーズに進めるための手続きが複数残っているということです。これらを行わないと退職が遅れたり、転職時に支障が生じたりといったトラブルにつながってしまいます。
具体的に必要な対応は、以下の通りです。
退職届の郵送 | 退職代行で会社を辞めた場合は、一般的に退職届を郵送で会社に提出します。 |
貸与物の返却 | 制服やノートパソコンなど会社から借りているものがあれば、宅配等で返却する必要があります。
※ 退職代行の利用前に、会社のデスクやロッカーに返却しておくと楽です。 |
必要書類の受け取り | 雇用保険の受け取りに必要な離職票をはじめ、複数の書類を会社から郵送で受け取る必要があります。 |
失業保険の手続き | 条件に該当すれば、退職後の約1年間は、給与の5~8割にあたる「失業保険」を受け取れます。 |
健康保険の手続き | すぐに転職するのでなければ、退職してから14日以内に役所で国民健康保険の加入手続きが必要です。この手続きをしないと病院の医療費が高額になってしまいます。 |
年金の切り替え | すぐに転職するのでなければ、退職後14日以内に役所で国民年金加入手続きが必要です。 |
税金の手続き | すぐに転職するのでなければ、自分で確定申告や税金の支払い手続きをしなくてはならないことがあります。 |
ご覧の通り、退職後に必要な対応は少なくありません。1つずつ、確実にこなしていくようにしましょう。なお、これら対応の詳細については、以下記事でも解説しているので興味があれば、あわせてご覧ください。
会社との関係が切れて新しいスタートが切れる
必要な対応をしっかりすませてしまえば、晴れて正式に退職できることになります。これで会社との関係も終わり。すっきりした気持ちで新しいスタートが切れるでしょう!
有給を活用して、十分に身体と心を休められる
しっかりした実績のある退職代行業者に依頼すれば、会社に有給消化を認めさせることも可能。有給がたっぷり残っていたら、ゆっくり身体を休められます。辛かったことや大変だったことは忘れて、リフレッシュしましょう!
ただ、いずれにしても退職代行で有給を確実にとるのであれば業者選びが重要です。あやしいところに依頼してしまうと、せっかくの有給を無駄にしてしまう可能性も低くありません。
退職代行を使った「その後」は注意点も
退職代行を使って、無事退職を認めてもらったとしても、そのあとにトラブルが発生しないとも限りません。ここでは退職代行後に起こりえるトラブルの例を紹介します。
必要書類が送られて来ないこともある
前述した通り離職票等、退職後に会社から受け取るべき書類が複数あります。たいていは会社がきちんと送ってくれるのですが、いい加減な会社であると忘れられているようなこともなくはないので注意しましょう。
なお仮に書類が送られて来ないときも、必ずしも会社へ直接催促しないといけないわけではありません。(その方が早いことも多いですが。)ハローワーク等に依頼すれば、あなたに代わって会社へ催促してくれます。
また退職代行サービスによってはアフターサービスを提供していて、代わりに会社へ問い合わせ貰うことも可能。また信頼のおける業者なら、そもそも送られて来ないということがないように、退職代行の実行時に書類について確認しておいてくれます。
上司等から直接連絡がある可能性がある
これも、時々ですが利用者から聞くトラブル例です。退職代行で会社を辞めたことを怒ったり、あなたを心配したりして上司等から直接連絡される可能性があります。場合によっては、あなたの家を直接訪問してくるという例も。
会社を辞めているわけですから、仮に訪ねてきても会う必要はないので居留守を使う等でしのげばいいことではあります。ただ、対応が面倒には感じるでしょう。
この点についても、実績のある退職代行業者なら、退職後は連絡を取らないで欲しいといった念押しをしてもらうことはできます。
退職代行の「その後」をスムーズにするためには業者選びが重要
退職代行に求められるのは、「会社に退職を認めさせること」だけではありません。
- 有給を消化できるよう調整する
- 滞りなく必要書類を送るよう確認する
- 退職後に依頼者に対して連絡しないよう伝える
- 貸与物の返却、オフィスにある私物の返却について調整する
- 退職届を郵送で送るよう伝える
といった内容もあります。このあたりは、いい加減な業者に依頼すると対応してくれない(対応漏れをする)こともあるので注意して下さい。実績とノウハウがある業者に依頼すれば、退職代行の「その後」もスムーズになりストレスがありません。
退職代行実行後もアフターサポートが可能なサービスを選ぶのも手
退職代行の「その後」のトラブルを避けたいのであれば、アフターサポートが用意されているサービスを選ぶのも手です。
たとえば「男の退職代行」「わたしのNEXT<女性の退職代行>」は、いずれも創業15年を超える実績があり退職成功率100%を誇る人気サービス。さらにアフターサポートを用意しており、万が一、退職後にトラブルが起こっても会社との間に入って調整を図ってくれます。
そうして、いずれのサービスを申し込める性別を限定しているのも特徴的。たとえば「わたしNEXT」なら希望すれば女性スタッフに対応してもらえる上、女性特有の退職の悩みに寄り添って相談を受け付けてくれます。
気になったら公式サイトから無料相談を申し込んでみてください。申込前の相談であれば料金もかかりませんよ。電話だけでなくLINEでの相談も可能です。
男の退職代行 公式サイト
わたしNEXT<女性の退職代行>公式サイト
まとめ
退職代行を使って会社に退職を認めさせても、それで退職の手続きが完了したわけではありません。退職届の郵送や必要書類の受け取りといった「その後」の対応が必要となります。
また、退職代行後に必要書類が送られてこない等のトラブルが発生する可能性もあるので注意しましょう。トラブルを避けるためには、スムーズに退職がすすめられるよう調整してくれる退職代行業者を選ぶことが重要。またアフターサポート付きのサービスを選べば、退職代行のその後の心配もありません。